派遣の介護士は、各地の介護施設やデイサービス事業所などで需要が高まっており、介護業界の人員不足の問題を解決するうえで、貴重な労働力として位置づけられることもあります。こうした働き方を選択する場合には、正社員と比べて給料が安く抑えられることがありますが、一か月あたりの勤務日数が少なく、残業や休日出勤の必要が無いというメリットがあります。また、施設によっては派遣の介護士を対象に、夜勤や早番などの不規則な時間帯の勤務を免除しているところもあり、育児や家事と両立したい人に向いています。派遣の介護士に期待されるスキルやキャリアについては、それぞれの介護事業所の業務内容によりますが、介護経験が少ない人や資格を持たない人でも積極的に採用している事業所も珍しくありません。
(働き方による違いについて詳しく⇒派遣で安定した休日を!)
派遣の介護士として理想的な職場で働きたい場合には、介護業界へのスタッフの派遣実績のある会社に登録をして、担当者に条件に合う事業所の求人を紹介してもらうことが重要です。例えば、介護福祉士の資格を持つ人や、介護職員初任者研修を終えた人については、数千円から一万円程度の資格手当が受け取れるだけでなく、自分のスキルに合う勤務地を選びやすいといった魅力があります。そのため、介護士として好待遇で働きながらスキルアップを目指したい時には、派遣会社のスタッフと相談をして、新人の介護士に対するサポートが行き届いているところや、仕事上で専門性の高い業務に取り組めるところを探してみましょう。